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枝川製作所の日誌

鉄道模型にどっぷり浸かった人生(笑)

2019年08月の記事一覧

《保存版》KATOキハ58系 ライトユニットLED化  

皆さんこんにちは~

JAM、蒲田に出店しない事になった枝川製作所でございます。
次回のイベントは来年初頭の梅田になりそうです。
ちょっと期間が開きますので、その間に在庫を増やさねば…と思う今日この頃(汗)

話は替わりまして…
先日、お客様に
『KATO・HOのキハ58のライトのLED化ってどうしてるの?』
と聞かれまして、説明に困ってしまいました。

口で説明してもうまく伝わらず、文章だけでは分かりにくいorz
写真を添付するだけではお客様も想像する事もできない(汗)
…ということで、拙作の手順を公開することにしました。
(分解・改造は、各自の責任で行ってください 改造はメーカーの保証対象外となります)


※この改造はアナログ仕様です。 DCCには対応できません。
※ハンダこてが必要な作業です。 電気関係の知識がない方の改造はオススメしません。
※サーキットテスタ等での測定ができる方を前提にお話します。


①まずは分解。
IMG_20190807_043817_convert_20190815073501.jpg
↑ライトユニットを2両分分解しました。 
今回依頼があったのはキハ58+キハ65の2両。 画像でも判るように、構成部品・形状は全く変わりません。
また、今回は方向幕の製作もご依頼いただいたので、方向幕も塗装したうえで幕も貼っていきます。

※便宜上…
ライト基盤が搭載されている方を「ライトケース」
ヘッドライト&方向幕のプリズム下の運客仕切り板が付いた方を「プリズムケース」
と表現します。


②プリズムケースのライト開口部を一部拡げます。
IMG_20190807_044815_convert_20190815073541.jpg
↑左側の黄色い矢印の部分が加工後です。 拡げる方は方向幕部分です。
後述しますが、方向幕を塗装してしまう為、できるだけ明るさを伝えるために孔を拡げます。

③先に塗装します。
IMG_20190807_085143_convert_20190815073554.jpg
IMG_20190807_132848_convert_20190815073606.jpg
↑いさみやさんのカラープライマー(黒)を吹いてから、クレオスのMSグリーンを吹きました。
この緑色、ちょっと色褪せた感じが好きで、結構使っています。
※ちなみにライトケース、プリズムケース共に裏側は無塗装です。

今回は椅子や計器類の色差しは行いませんでしたが、色合いを追加することで実感的になります。

④ここからはライト基板の改造です。
IMG_20190808_103403_convert_20190815084405.jpg
↑CRDが付いているのがヘッドライト用のムギ球、斜めに出ているのが方向幕用のムギ球。
赤色は最初からLEDです。

現在のKATO製品の仕様がよく分からないのですが、赤色LEDが1.5vで点灯するものがあり、抵抗を替えないと市販されているLEDでは点灯しません。
ですので、すべてLEDに取替える場合、抵抗も取替えたほうが良いです。

⑤ライトスイッチ以外の全ての部品を取り外します。
IMG_20190808_135200_convert_20190815090213.jpg
↑基板中央部分にハンダ部分が多く、面積が小さい故に非常に折れやすいので、気をつけてください。
また、時間をかけすぎると樹脂製のスイッチが溶けてしまい、機能しなくなる恐れがあります。 手際よく作業を行ってください。

⑥テールライトLEDを取り付けます。
IMG_20190808_141129_convert_20190815084427.jpg
↑外したLEDと同じ寸法で足を曲げて取り付けます。 今回は赤色高輝度LEDを取付ました。 

※テールレンズが赤色の場合、赤色LEDを使うと更に赤味が増します。
現在主流になったLEDテールなら赤色を、昔ながらの電球に赤レンズの場合は、電球色LEDを使うと赤味が和らいでいい感じになります。

⑦この段階で基盤をライトケースに組み込みます。
IMG_20190808_141422_convert_20190815084447.jpg
↑あとの作業は、ライトケースの上から挟み込んで取り付けたりしていきます。

⑧ブリッジダイオードを取り付けます。
IMG_20190808_212806_convert_20190815084501.jpg
↑サイズは標準的なサイズを使用しています。 取り付ける場所は、助士側の前方ギリギリの位置です。
ピンバイスでケース側から孔を開けていき、基盤も貫通させます。

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↑プリズムケースを付けた時、どこにも干渉しない場所に取り付けましょう。

IMG_20190808_214117_convert_20190815084528.jpg
↑見えにくいですが、黄色の矢印部分にブリッジダイオードの足が出てきています。  1箇所だけテールレンズを貫通していますが、光度に影響は殆どありません。

⑨抵抗を取り付けます。
IMG_20190808_232537_convert_20190815084544.jpg
↑元々チップ抵抗が付いていた場所に、ピンバイスで基板側からケースまで貫通させます。
使用しているのは1/4W560Ω。  チップを使っていない理由は、ハンダ時に焼き切ってしまう恐れがあることと、安価なところですw
もちろんこの時も、プリズムケースと干渉しないように気を付けてください。

⑩ヘッドライトLEDを取り付けます。
IMG_20190809_080537_convert_20190815084557.jpg
↑元々ヘッドライトのムギ球が付いていた場所に電球色LEDを取り付けます。
取り付け時のLEDの高さですが、写真くらいの『高すぎず、低すぎず』で取り付けてください。
ライトケースをボディに組み込む際、テールライトレンズの影響で、斜め後方から差し込むように取り付けるため、足が長すぎるとプリズムケースに入らなくなります。
逆に短か過ぎると、プリズムケース下部の仕切りが無いので光が洩れてしまう可能性があります。 
写真を参考にしてください。

⑪最後に方向幕LEDです。
IMG_20190809_123550_convert_20190815084609.jpg
↑白色LEDを取り付けます。  純正品のムギ球はコードだったため、ヘッドライトの球と同じ場所にハンダ付けされていましたが、LED化する際はそのまま孔を開けて対処します。
ライトケースに『1-601』と、品番がモールドされています。 そのうちの『6』の数字の上と下にピンバイスで孔を開け、LEDを通します。
裏返すと、ちょうどテール用のLEDの発光部分の左右をかすめていきます。 ということで、どこにも接触せずに方向幕LEDを取り付けることができます。

上の画像の左側でも判るように、最後は空中配線で配線していきます。 方向幕LED用の抵抗は、テールレンズとケースの隙間に収めてください。 今回は、ライトスイッチがOFFでも方向幕が点灯したままの状態にするので、ライトスイッチを経由しない回路を作っています。

これでライトユニットのLED化は完了です。 こうすることによって、分解しなければならない場合でも簡単に取り外すことができます。


最後に方向幕の小加工を。
製品にはシールが付属しているのですが、どうやっても隙間から光が洩れてしまうので実感が湧きません。
まして、高輝度のLEDに取り替えているので洩れ方も半端無いwww

ということで、レンズを塗装してしまいます。
1:マスキング
IMG_20190807_044316_convert_20190815073527.jpg
↑レンズはヘッドライト部分と一体型となっていますので、塗装しない部分はマスキングします。
塗装変更するものが多いので、後に嵌め込みにくくなるので、横の部分には塗料が極力かからないようなマスキングをしています。

2:塗装しました。
IMG_20190808_073916_convert_20190815073619.jpg
↑高輝度LEDを使用しているとはいえ、厚く塗ると明るさも無くなってしまうので、薄吹きします。
Hゴム付近のエッジの部分からよく光が洩れる傾向にあるので、その辺に注意して吹きます。

広島などの方向幕が白色のみという場合は、このあとHゴム部分を塗装してクリアを吹いて終了です。

3:デカールを作成します。
IMG_20190808_095030_convert_20190815103245.jpg
↑デカールというよりシール、シールというよりデカールという何とも言い難い商品w
※使用方法は商品の説明書をよく読んでください。 私は読まなかったおかげで、だいぶ苦労しました(笑)

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↑今回製作したのはジョイフルトレイン長崎。 画像は依頼主さまからご提供頂きました。
シールのサイズはハガキサイズなので、余白(殆どですがw)に急行をはじめ、普通や快速やワンマンなどの文字も詰め込みました。
表から貼り付けるので、反転して印刷しています。

4:貼った後にHゴム部分を塗装して完成。
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↑貼った直後の画像を撮り損ないましたw  今回車両は加工せず、依頼主さまからお預かりしていました。
デカールを貼ってからよく乾燥させ、Hゴムの内側に沿って余分なデカールを切除します。 

点灯時の画像までも撮り損なってますが、今回のように黒幕でも、ある程度光が透けて見えるので、見栄えが良くなります。


…ということで、長い長い解説を終わりますwww
皆さん、是非ともチャレンジしてみてください!!

それでは!
ノシ
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Category: 鉄道模型・HO

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2019-08